令和6年10月19日(土Iに、東京・中野ゼロホールにて「吟亮流吟風会 吟詠の集い」が開催されました。多くのご来賓の吟詠・剣舞・詩舞、そして伴奏してくださった演奏者の皆様のおかげで無事に終了いたしました。ありがとうございました。
吟亮流吟風会 会報:令和2年9月
子曰、鄙夫(ひふ)は与(とも)に君に事うべけんや。其の未だ之を得ざれば、之を得んと患(うれ)う。既に之を得れば、之を失わんことを思う。苟(いやし)くも之を失わんことを患うれば至らざる所無し。
孔子先生は言われた「志の低い、人格下劣の者と一緒に奉公など出きるのものではない。なぜなら、そうした者は自分の地位や権力が得られない時どうすればそれが手にはいるかということばかりに一生懸命になるし、いったんそうした地位や権力を手にすると、今度はそれを失わないことばかりを心配する。そして、地位や権力を失わないようにと心配するあまりどんなことでもやりかねなくなる」。
◎吟亮だより
既報の通り、大変残念なことですが、創立九十周年記念大会を中止することにいたしました。できれば来年、コロナが収まりましたら再度計画をしていくことにしたいのですが、現時点ではなんとも言えません。
現時点でも教室のお稽古は開催しているところとしていないところがあります。これは当面続くものと思います。教室経由で皆さまのお手元に渡る方法で今まで本部発行の書類は配布されてきましたが、教室の開催が疎らである以上、迅速に安全に無駄なく皆さまのお手元にお届けするには、将来を見据えてインターネット経由で配布させていただく方法に徐々にシフトさせていただきます。当面はメールとLINEとファックスを併用してお送りすることにします。この会報も、その第一弾として、PDFファイルをメールとLINEでお送りしつつ、ご希望の方にはファックスで送付いたします。尤も本部からはパソコンで皆さまのファックスにお送りしますので、受信する装置の違いでしかないですが。
オンラインの話はこのぐらいにして本題の吟詠の話をしたいと思います。最近の私の練習曲は「祇園精舎」です。練習曲として優れていると思うのは、陰音階と陽音階を言ったり来たりしていて、音程の安定にはとても役立つからです。それに、初代特有の揺りとビブラートの調整も高度で、何度練習しても初代のようにはなりません。完全コピーしているつもりでも、録音すると全然違うので、さらに練習する、の繰り返しです。不覚にも最近になって気づいたのは、「無情の」節調で、「シ→ラ→ソ」だと思っていたのが、「シ♭」を経過音ではなく意識的に出していることです。まさに無常感を感じるのはこの半音づつ落としていく高等技術によるものとわかりました。皆さんもコンダクターで音を出して確認してみてください。詩吟ではほとんど使わないですが、いかに奥深い吟詠になるかを試してみてください。
東京都緊急事態措置延長への対応
東京都緊急事態措置が延長されますたので、しばらくの間の本部教場を含む東京本部管轄の教室の全てを(少なくとも5月末までは)中止いたします。再開の際はまたお知らせいたします。
中止された千葉吟風会50周年をLINEで開催しました。
開催中止になりました吟亮流千葉吟風会50周年記念大会をLINEを使って開催しました。4月29日午前10時から、グループLINEに会員を集め、予め演者から送られた映像ないし吟の音声をYOUTUBE等を見ながら進行する形式で行いました。
以下のURLにまとめましたので、ご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLxLu4jOHTsExKl588Rmh6AYufqLsKp7Ua
東京都緊急事態措置の対応について
4月11日に出されました東京都緊急事態措置に伴う休業等の要請に基づき、5月6日までの本部教場を含む東京本部管轄の全ての教室を中止いたします。
千葉吟風会50周年記念大会が中止になりました
令和二年四月二十九日に予定されておりました吟亮流千葉吟風会50周年記念大会が、諸般の事情により中止することになりました。大変ご迷惑おかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
千葉吟風会創立50周年記念詩吟大会開催
令和二年四月二十九日、千葉県習志野市のプラッツ習志野にて、吟亮流千葉吟風会五十周年記念詩吟体が開催されます。千葉吟風会・三橋吟煌会長が二十代の頃、吟亮流初代宗家の指示により創設しました千葉吟風会が、一度も途絶えることなく毎年開催してまいりました大会がついに50回目を迎えます。習志野市民、千葉県民と共に歩んだ吟詠活動の総決算にもなりますので、是非ご来場のほど、何卒よろしくお願いいたします。
令和元年吟亮流本部大会が無事終了しました
10月27日に野方区民ホールで開催された令和元年吟亮流本部主催の吟詠発表大会が無事に終了いたしました。ご出演いただいた剣舞の誠紀流・石井誠紀先生、遊月流・鈴木遊月先生、詩舞の彩佑流・齋木彩染先生、伴奏していただいた河野正明先生、WAKAN@の柿木原こう先生、三浦麻友子先生、構成吟「道しるべ」の企画演出していただいた土方昊鶴先生、構成吟「万葉の恋、令和の伝う」の演出をしていただいた劇団宇宙キャンパスの演出家・小林ともゆき先生、ご出演いただいた劇団藤志郎一座の島優子さん、劇団宇宙キャンパスの小林晃子さん、フリーの女優かくたになつめさん、他、ご来場ご観覧いただきました皆様に感謝いたします。
吟亮流では、今後も多くの皆様のご協力をいただきながら吟詠文化作振のために積極的に活動を推進していきます。何卒よろしくお願いいたします。
吟詠×琵琶×箏LIVE「敵は備中にあり汝よく備えよ」のお知らせ
吟亮流の初代宗家鈴木吟亮による琵琶吟「本能寺(作:小田錦蛙)」は、現在の吟亮流の独特な音楽性の原点になります。この作品を元に、三代宗家鈴木吟亮、稀代の名琵琶奏者・後藤幸浩、WAKAN@箏・柿木原こうの3名が「組曲本能寺」として再構成します。
ちなみに、「敵は備中にあり~」は、作中の挿入吟「本能寺(作:頼山陽)」の最後の一節で、本来、敵は本能寺にあり、ですが、頼山陽の解釈で、本来の敵は備中、すなわち豊臣秀吉である、ということを示しています。
令和元年吟亮流本部大会開催のお知らせ
吟亮流本部では恒例の秋の吟詠発表会を十月二十七日(日)に野方区民ホールにて開催します。今回は、新元号令和を記念し、万葉集をテーマとした構成吟「額田王と大伴坂上郎女~万葉の恋、令和に伝う」と、先日の財団吟剣詩舞祭にてご好評いただいた幼少青年構成吟「道しるべ~いま、動き出すとき」を上演いたします。乞うご期待いただきたく存じます。